Theッ記≪2≫
2010/11/01
『伝え承る』
中国・韓国ブームの今 、「世界の故事 総解説」や孫子の兵法を読んでいます。
言葉の由来や、言葉を発した人の時代背景や文化・価値観を知る事は、今後出会う言葉や人・文化に対する最低限の礼儀を弁える事ができるように思えます。
今日まで残された昔の人の言葉は、それなりにどの時代の人にも響くものがあって伝わっていたり、書物として残っていればそれだけその時代を作り上げた教育や道徳や価値観の基盤になっているものです。
それらを経て今を生きている自分自身が存在し、数千年も昔の人からの長い年月を超えたギフトだと思い、貪り噛み砕いて読んでいます。
戦争が当たり前で、人の生き死にがもっと身近で、文明も文化も豊かじゃなく奪い合うのが先行していた時代に書かれた孫子の兵法。
そこには最低限の被害で勝つ事を目標とした戦い方が書かれていて、戦わずして勝つのが最善で戦う期間が短ければ短いほど良く準備が万全であるからこそ勝つべき戦となると読めば読むほど戦で死ぬ民をなるべく少なくなるように戦地となってしまう土地がなるべく荒れないようにそんな優しい配慮のある戦い方だと分かり戦国の時代にそんな事を書き下ろしていると考えると権力や支配欲に溺れそうな王の独裁への戒めであったのだろうと思うと同時に後世への優しさをも感じます。
言葉を発した人と編纂した人が別の人かもしれませんが、昔の人はそれを数千年間後世に伝えているわけですし、それだけどの時代でも価値あると評価されたものなのだろうと読み砕いて思いました。
漢方も数千年と受け継がれて来た学問です。
昔の人が残し続けた優しさを、現代に提供できる担い手として頑張っていきたいです。





